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狙いどおりの成果を得る“NPO広報ツール”のつくり方

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「イベント告知のためにチラシを作らないと」
「立ち上げたばかりの活動をもっと知ってほしい」
「でも、広報物をつくるのは初めてで、どこから手をつけていいかわからない」

こんなお悩みを抱えているNPO関係者の方のために、デザインの現場で実際に使われているノウハウをご紹介します。

例えば料理をつくるとき。いきなり冷蔵庫にあるキュウリを切り始めたりしないですよね?

夕飯をつくるのか、翌日の昼食もまとめてつくるのか。誰のために、何人分つくるのか。相手の体調や食べたいもの、セール品の情報を収集して、最適な料理(例えば、カレーとサラダ)を決めた上で調理をし始めるのではないでしょうか。

料理とデザインのプロセスは似ています。最初に「情報整理」することで足りない部分を見える化できたり、当初の狙いからブレずに一気通貫した広報ツールづくりを成し遂げることができます。

「5つのPフレームワーク」ですっきり整理

いま必要な広報ツールは何か?
パソコンに向かう前に、狙いどおりの広報ツールをつくるための情報整理をしてみましょう。必要なものは、紙一枚とペンだけです。デザインの打ち合わせで実際に使われている「5つのPフレームワーク」をご紹介します。フレームワークというのは、考え方の枠組みを指す言葉です。

<Problem 課題>

解決したいコミュニケーション課題は何ですか?
例:簡単に活動のことを伝えたい、このNPOならではの意義を伝えたい

<Purpose 目的>

その課題をどうやって解決しますか?ツールの目的は何ですか?
例:低コストで簡単なツールを活用する、短時間で活動内容を理解できるようにする

<Plan 計画>

その目的を達成するための策を練るとしたら、どんな計画になりますか?
誰に・何を・どのタイミングで伝えますか?、ゴールは何ですか?
例:(誰に)自分たちの活動を初めて知る人に、(何を)事業内容や過去実績、団体概要と他NPOとの違いについて、(どのタイミングで)自主開催のイベントに参加したタイミングで、(ゴール)資料請求、問い合わせ発生

<Present 制作物>

その計画を実現するための手段として、どんなものが適切ですか?
モデルとなるような他社・他団体の制作物は、どんなものがありますか?得たい読後感、求めたい次のアクション、ツールの仕様はどんなものでしょうか?一瞬だけみたデザインから、どんな印象を持ってもらいたいですか?
例:(モデル)団体Aの三つ折りパンフ、(得たい読後感)過去実績を見て信頼感が上がる、(次のアクション)資料請求申込とWebへの誘導、(ツールの仕様)A4三つ折りパンフレット、(印象)信頼感もありつつ優しい印象

<Profit 利益>

その制作物から得られるものは何ですか?
期待する効果の見込み、想定される波及効果、必要なコスト(人的・金銭的・時間的)
例:(見込み)年間問い合わせ20人、(波及効果)代表以外のスタッフでも説明できるツールになる、(コスト)1,000部印刷で7,000円

いかがでしょうか。
「5つのPフレームワーク」を実践して出来た広報ツールはありますか?
あるいは、ご紹介したフレームワーク以外に、おすすめのノウハウはありますか?

もしあれば、ぜひ教えて下さい。

(写真提供:ペイレスイメージズ

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プロフィール

はやしだ まさひろ
林田 全弘

2006年からNPOの広報物デザインを開始。
これまでNPOや中間支援組織のパンフレットやロゴ、チラシなど、120団体350件以上の広報物を手がけてきました。

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