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他言語の広報物をつくるときに役立つ!「外国人に伝える広げる多言語情報の作り方」

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公益財団法人 横浜市国際交流協会さんが「外国人に伝える広げる多言語情報の作り方~原稿づくりから届けるまでのヒント集~」を作成しました。

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多文化共生や在住外国人向けの支援をしているNPOにとって、情報発信の参考になりますね。全体の構成は以下のとおりです。

  • このヒント集の考え方
  • 第1章 編集方針を考える
  • 第2章 レイアウトとデザイン
  • 第3章 原稿の書き方
  • 第4章 知っていると便利な翻訳のこと
  • 第5章 作成した情報を届ける
  • 多言語での情報作成に関するご相談
  • 多言語情報作成チェックリスト
  • コラム

 

第2章には「レイアウトとデザイン」についても触れています。外国人の皆さんに見てもらいやすく、他言語にしたときも作業しやすいレイアウトとデザイン、工夫について紹介されています。例えば、こんな内容です。

 

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おお!イラストの選び方にも配慮が必要なんですね。

 

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複数の言語訳を1枚に配置する場合の工夫など、例があって分かりやすいです。

 

NPOの広報物をつくる上で最も重要なのは「相手を中心に考えること」と言われています。読み手となる外国人の皆さんのことを中心に考えて紙面をつくるにはどうしたらいいか、まさにそのヒントがぎっしり詰まった一冊となっています。

もちろん、レイアウトとデザインだけ力を入れればよい、というわけではなく、この冊子で紹介されているように、最初にきちんと「編集方針を考える」ことが重要です。この冊子の内容や順番、コラムなどに至るまで、伝えたい相手に情報を届けるための勘どころが押さえられており、素晴らしいですね。

こちらのページから郵送費のみの負担で1団体につき2部取り寄せることができるそうです。
https://www.yoke.or.jp/admin/more.php?post_id=2896&category=7&language=ja

また、PDFなら以下のリンクからダウンロード可能とのこと。
https://www.yoke.or.jp/1toppage/tagengo_hints.pdf

 

冊子の冒頭にはこんな一文があります。

みなさまが工夫したことやその効果などについて私どもへ教えていただきたいと希望しています。是非一緒に広めていきましょう。

 

ヒントをもらいっぱなし…ではなく、もしこの冊子が「役に立った!」という方は、その報告とお礼を簡単でもいいので制作した横浜市国際交流協会さんにお伝えすることをお勧めします。主体や分野や地域の枠を越えて、互いに向上しあう関係が紡がれることを願っています。

いかがでしょうか?
多言語の広報物づくりに関して、他にお勧めのサイトや冊子はありますか?もしあればぜひ教えてください。

 

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プロフィール

はやしだ まさひろ
林田 全弘

2006年からNPOの広報物デザインを開始。
これまでNPOや中間支援組織のパンフレットやロゴ、チラシなど、120団体350件以上の広報物を手がけてきました。

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