プロフィール
小さなNPOを応援するグラフィックデザイナー
林田 全弘 (はやしだ まさひろ)
Facebook hayashida.masahiro
ブログ https://blog.canpan.info/rindazenko/
twitter https://twitter.com/rindazenko
●プロフィール(短い方)
1979年、横浜市出身。大阪市在住。
大学時代のNPO活動を通じて広報物制作に触れるうち、「NPOにおけるデザイン・広報」の重要性を強く感じてデザイン会社に就職。その後独立し、これまでNPOのロゴやリーフレット、チラシなど、120団体350件以上の広報物を制作。現在は講師活動も精力的に行っており、初心者にもわかりやすく「現場で使える」ワークも取り入れた実践的な講座スタイルは、各地で好評価を得ている。
●プロフィール(長い方)
1979年、神奈川県横浜市で生まれ育ちました。
高校時代に環境問題に興味を持ち、高校卒業後ナホトカ号重油流出事故の災害ボランティアに参加。
…したものの、ボランティアセンター受付で「林田さんに、何かできることはありますか?」と聞かれてうまく答えられませんでした。
現地では、職能を活かしたボランティアをしている社会人がたくさんいて、「僕もあんな風になりたい」と憧れました。何か技術を身につけて「○○ができます」と言ってみたいし、その技術で人の役に立ちたいと強く感じました。
大学在学中に関わった環境系のボランティア団体でチラシや会報誌作成に触れるうち、「NPOにおけるデザイン・広報」の重要性を強く感じるようになりました。その後、親切な方のご厚意のおかげでデザイン会社での修行がはじまりました。
…けれども、徹夜や休日出勤が当たり前の職場はかなりハードで、2年ももちませんでした。ましてやプロの現場についていくのがやっとで、NPOのデザイン業務をしている余裕もありませんでした。
2007年、大型商業施設の商品デザイン部署へ転職することにしました。前職に比べてアフター5もあれば、休日もあります。ここでようやく、NPOのデザイン業務やプロボノ活動ができるようになります。NPOや市民活動団体のパンフレットデザインやロゴデザインなどを次々とつくらせていただくようになりました。
…そうはいっても、分業制に慣れていた身としては、ヒアリングから要件整理〜提案まで一貫した業務は失敗の連続でした。NPOならではの合議制、絡みあった広報課題、商業販促物とは違うテイストなど、戸惑う場面がたくさんありました。
2010年10月23日、フリーランスのグラフィックデザイナーとして独立しました。
…が、うまくいきませんでした。仕事や生計を立てることの重圧で体調を崩し、様々な方にご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありません。1人で仕事をするのは向いていないようで、チームで働くことが自分のパフォーマンスを最大化する条件であることがわかりました。
2012年から家庭の事情で大阪市平野区に活動拠点を移し、2018年から大阪府高槻市にある株式会社ガハハに所属して仕事をしています。
NPOのデザイン業務だけでなく、NPO向けのデザイン・広報講座をやらせてもらったり、寄付チラシに特化したデザインサービスを立ち上げたり、いろいろと好きなことをさせてもらっています。
…とはいえ、NPO、特に小規模のNPOのデザイン業務だけでは、人ひとりを雇える売上すら立てられていない状況です。「どんな規模や、どの地域のNPOであっても、いつでも、どこでも、何度でも、デザインの力を駆使できるようにするために、何ができるだろうか?」そんな問いの答えを、まだ見つけることができていません。