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既存のNPOロゴをリデザインする際に注意したい3つのポイント

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「昔に作ったロゴが時代遅れなので、リニューアルしたい」
「使いづらいロゴを改善したいけど、大きな変更はしたくない」
そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

既存のNPOロゴをリデザインする際に注意したい3つのポイント

不満のあるロゴとはいえ、愛着を持っている人がいるかもしれません。少し手を入れた方がいいのか、それともガラリと変えてしまうか、さじ加減が難しいですね。
そこで、既存のNPOロゴをリデザインする際に注意したい3つのポイントをご紹介します。後々後悔することのないように、リデザインする際のヒントになれば幸いです。

ロゴデザイン・ラブ! -僕の失敗と成功、みんなの話からわかるブランド・アイデンティティのつくり方

という本によれば、

①リデザインの確かな理由があるか、明文化すること
②フォーカスグループの支持があるか、話を聞くこと
③少しの改良で十分かどうか、確認すること

この3つのポイントがリデザインにおいて重要であるということが理解できます。このロゴデザイン・ラブ!は名前の通り、デザイナー向けの本。デザイナーにとって気をつけるべき点という切り口で書かれていますが、「ロゴをつくりたい」という組織にとっても役にたつ視点がたくさん詰まっています。以下、3つのポイントをそれぞれ説明していきます。

 

①リデザインの確かな理由があるか、明文化すること

「なんとなく時代遅れっぽいから…」というような、あいまいな理由ではなく、「設立当初と今とでは理念や事業が変わってきているため」「Webや動画などで効果的な表現を展開していきたいため」など、確固たる理由が必要となってきます。また、その理由を必ず文章に落とし、リデザイン前後で立ち返られるようにしておきましょう。

 

②フォーカスグループの支持があるか、話を聞くこと

フォーカス(focus)とは「集中する」「焦点を合わせる」という意味の単語です。「フォーカスグループ」は、あるテーマに対する情報を収集するために集められた対象のグループを指します。マーケティングリサーチの分野で使われる用語なので、NPO業界に当てはめてみると例えば次のような対象層になるかと思います。昔から支援してくれている人たち、いま現場で活動している人たち、最近支援をはじめた人たち、そして、これから活動・支援してくれそうな人たちなど。

 

③少しの改良で十分かどうか、確認すること

全面的なリデザインをした場合、これまで培ってきた印象を崩してしまう可能性があります。ロゴをつくってから年月が経ち、古臭くなってしまったものの、フォーカスグループにとって親しまれているような場合は、細部をうまく手直しする方法が望ましいかもしれません。

 

今まで使い続けてきたロゴを変えるというのは、なかなかエネルギーがいるものです。しっかり準備をして、狙い通りのリニューアルを実現していきたいですね。最後に、実際にリデザインされたNPOロゴの例をご紹介します。

実際にリデザインされたNPOロゴ4例

周年記念ロゴを正式ロゴにしたケース(シャプラニール)

新しい支援者の参加をより積極的に呼びかけていくことを目的に設立40周年記念ロゴ(期間限定のキャンペーンロゴ)を制作。40周年が終わった現在でも、引き続き団体のロゴとして使用されています。

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シャプラニール http://www.shaplaneer.org

ロゴが生まれた背景やボツになったデザイン案もブログにて紹介されています。

こうして生まれた!設立40周年記念ロゴ(1)
http://www.shaplaneer.org/blog/staffblog/2012/03/401.html

こうして生まれた!設立40周年記念ロゴ(2)
http://www.shaplaneer.org/blog/staffblog/2012/03/402.html

こうして生まれた!設立40周年記念ロゴ(3)
http://www.shaplaneer.org/blog/staffblog/2012/03/403.html

 

従来ロゴを事業ロゴとしてリデザインしたケース(カタリバ)

これまで使用してきたロゴは、事業ロゴとしてリデザインし、新たに団体全体のロゴを制作。

カタリバ http://www.katariba.or.jp

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事業ロゴでは、シンボルマークは継承しながら、アルファベットが日本語に変更されています。

katariba_logo_rgb_base_tag

 

団体名の変更によるロゴを刷新したケース(PEACE FIELD JAPAN)

これまで「ピース・キッズ・サッカー」という名称で活動してきたNPOが、法人名を改称したことにともなってロゴを刷新。

PEACE FIELD JAPAN http://www.peace-field.org

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団体名やロゴリデザインの経緯については、サービスグラントのブログで紹介されています。
http://blog.canpan.info/svgt/archive/48

 

少しの調整を施したケース(キーパーソン21)

シンボルマークはそのままに、ロゴタイプ部分を調整。

キーパーソン21 http://www.keyperson21.org

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いかがでしょうか?ロゴやデザインについて、疑問やお悩みはありますか?もしあれば、お気軽にこちらからお問い合わせください。また、他にもNPOロゴのリデザイン事例をご存知でしたら、ぜひ教えていただきたいです。

これからNPOを立ち上げる予定の方や、そろそろロゴリニューアルしようかな、とモヤモヤしている方にはこちらのセミナー報告記事がおすすめです。当日のスライドを無料公開しています。

【開催報告】NPOのためのデザイン×CANPAN Vol.01~魅力が伝わるNPOのロゴづくり~(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年1月7日(木)13:30~15:30
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(photo by fotolia)

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プロフィール

はやしだ まさひろ
林田 全弘

2007年からNPOの広報物デザインを開始。
これまでNPOや中間支援組織のパンフレットやロゴ、チラシなど、延べ40団体100件以上の広報物を手がけてきました。

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